happening&trouble  ハプニング&トラブル



 
2001.6.30 事故をきっかけに リフレッシュしました

   番外編”平成の大修理”です。
   ハプニング&トラブルではないのですが、何卒ご容赦下さい。


   何だかんだと修理してきたB10サニーですが、ボディの劣化(サビ)は徐々に進行していました。

   1994年からボンネット・トランク・フロントフェンダーの錆取り、フロントドア腐食部分の補修を
  開始し、翌年には室内フロアの錆取りと再塗装をしてきたのですが、なにぶん素人ですからフロア
  以外の部分の仕上がりはよくありませんでした。 とくにドアの補修は素人溶接ですので、鋼板が
  歪んでいるわ、穴が開くわの状態でした。 塗装も市販のスプレーでは微妙に色が違い、艶が
  全然出なかったのです。

   思い切って広範囲に手を入れて、一気に同じ塗料で塗装していればまた違ったのかも知れ
  ませんが、とてもそこまで手を回すほど時間のゆとりはありませんでした。


   だましだまし修理しながら、パテとサフェーサーの跡だらけで乗っていた2001年。大きな転機が
  訪れたのです。

   4月25日の朝、通勤ラッシュの途上に当て逃げされてしまいました。
   相手は分厚い鋼板の清掃車です。ゴツンと右前フェンダー角をぶつけられたのです。相手さんは
  気づかなかったのかも知れません。 あっという間でしたから、ナンバーも見られず、止めることも
  できませんでした。


   「またやってしもた」
   僕の手ではどうしようもないほど凹んでいます。
   右前フェンダーは新品パネルが欠品だったため、すでに2回 裏から叩いてもらい修理しています。
  ですので、プロの手で修理可能なことはわかってました。

   「あとの部分をどうしよう・・・」
   上述の補修部分以外にもドアの擦り傷と凹み、左後ろフェンダーからリアパネルへの凹みなど、
  手を入れたい部分がたくさんありました。


   お世話になっている鈑金屋さんが『チョット暇だ』とのことでした。
   いつも手間のかかるボクのB10サニーの修理は、朝持ち込み夕方完成という身勝手な特急修理
  のクルマに振り回され、後回しにされてたのですが、そういう仕事が少なくなっていたのです。

   早速この日持ち込んで、見積もりしてもらいました。
   事故の右前フェンダーは凹みと下部腐食部分、左前フェンダーも同様に腐食部分、左右前ドア
  下部の腐食部分、左後ろドアの擦り傷と凹み、左後ろフェンダーとリアパネルの凹みそれぞれの
  修理です。

   何とか予算内に収まりそうだったので、一気に修理を依頼することにしました。

   まさかこのページで情報発信することなど考えもしなかったので、修理前の写真は撮ってません。
   以下の写真は修理途中に何回か立ち寄った際に撮ったものです。 それにしても何日間かこの
  クルマだけに専念されていたので、仕上がりが早くてとても作業経過を追えませんでした。



   修理依頼した翌日〜数日後の写真


 叩いて修復された右前フェンダー
 鋼板むき出しの部分が凹んでました

 左前フェンダーの補修部分
 下部と骨部分に鋼板が貼られています

 右フェンダーバッフル部分
 フェンダーを外した部分です


 右前ドア補修部分

 左前ドア補修部分

 左ドア下部の縁の傷


 フェンダー内面の骨部分
 長穴にフタをしてもらいました

 左後ろドア 擦って傷つけた部分

 削られた跡



 トランクリッドの縁

 水がたまりやすく錆てしまいます

 ハンドルとエンブレム取付部の補修

    ここまでは依頼した部分の修理だったのですが・・・


   さらに数日後・・・


 「右後ろフェンダーに溶接?」
 後輪の巻き上げた水で腐食していたのです

 左後ろ角 溶接補修されてます
 「ん、溶接?!」
 左テールランプに水がたまって・・・
 ボディにまで腐食が進行してたのです


 『スペアホイールんとこも錆びとるで』
 以前に修理してもらったところがこの状態・・・


 補修中のテールランプリム 錆サビでした
 サフェーサーを塗ってます

 テールランプの隙間とトランクリッドから浸水したようです


 右後ろテールランプ取付部 トランク内からみた補修部分





   鈑金屋さんの追求は続きます・・・


 『ここも怪しいなぁ・・・』
 わずかな塗装の傷を見つけて・・・削られた跡です


 フロントエプロンも再塗装の下処理が・・・

 わかりにくいですが・・・
 ラジエータコアサポートレールも補修されました


 ボンネットフード先端〜横部分にも錆が 

   「あの・・・ (予算オーバーなのでは?)」 『ついでに見とくわナ』
   塗装の浮きなど、怪しいところは手当たり次第削られていったのです・・・


   パネルの修正は終わり、パテが入れられ始めた頃・・・


 満身創痍とはこのことか・・・ 予想以上に大がかりでした。
 ”平成の大修理”はクルマ屋さんが命名されたんです。


 床面の削りカスの凄いこと!


 パテ付けされた右前フェンダーと
 ボンネットフード

 パテ付けされた右前ドア

 右後ろフェンダー


 パテ付けされた左前フェンダー

 パテ付けされた左後ろドア

 左後ろフェンダー


 パテ付けされた左後ろフェンダー

 パテ付けされた左テールランプ部




   そして塗装を経て完成

   塗装の際にも立ち寄ったのですが・・・  カメラを持っておらず、1枚も写真を撮っていません。

   もう、ただただ感謝です。


   約1年後の2002年4月27日。またぶつけられてしまいました。今度は左前フェンダーです。相手
  さんの保険で修理してもらえましたけど・・・

   『よ〜ぶつけられるなぁ』 ホンマ、この2年は当たり年でした。

   以後現在に至るまで、少し新たにさび始めているところはありますが、きれいな状態で、ぶつけも
  せず走ってます。