|
ショックアブソーバ |
リーフスプリング |
リーフスプリング |
まずはフロントスプリングから。
片方のテンションロッドを取り外します。 ショックアブソーバの下部ロッドも外します。
ジャッキアップして、ロアボールジョイントとナックルスピンドルを切り離します。
サスペンションメンバーのロアアームピンを外してロアアームを取ります。 スプリングが片方解放されます。 勢いよく飛び出します(^_^;)
本来は、スプリングをメンバー側に固定しておいて、アームを外した後に解放して 外します。 反対側のアームはそのままで、スプリングがスッと抜けるのですが、リフトアップ量 が足りず、苦労しました。 外したスプリングのサビ取りにかかります。
センターボルト&ナットはカシメられていますので、ネジをなめないように注意して 外します。 バラせたら、とにかくサビを取りまくりました。 サビ止めします。
奥深くのサビは取りきることができません。 POR-15の防錆塗料だけでも封じ込めは可能ですが、念のため浸透性のRP-1を 使用しました。
何を勘違いしたのか外れたバンドのことを忘れていて、塗装後に溶接しました。 数年後、ここから錆びる可能性が大きいです。 塗料乾燥後、リーフ間の摩擦を減らすためにフッ素樹脂の板を貼り付けました。 ゴムシートも挟みたかったのですが、センターボルトの頭が独特の形状のため 他の長いもので流用することができず、断念しました。 いよいよ装着です。
簡単に書いてますが、実際はピンがなかなか通らなかったり、ボールジョイントが 供回りしたりで大変でした。 願わくば二度としたくない作業です。 次はリアスプリングです。 アクスルホーシングとスプリングを切り離します。
Uボルトとナットの固着に手こずりますが、フロントほどの苦労ではありません。 いよいよスプリングの取り外しです。 アクスルはジャッキアップして、ウマかホイールでホールドしておくと作業しやすい です。
スプリングはシャックル部から抜きます。フロント側は捻るようにしないと外れません。 恥ずかしながら、それに気づくまで時間がかかってしまいました。 バラしてサビ取りにかかります。
フロントと同じく、センターボルト&ナットはカシメられています。普通の頭部形状 ですので、無理矢理外しました。
RP-1とPOR-15で防錆します。 スプリング端面にはフッ素樹脂、センターにはゴムシートを取り付けました。 センターボルト&ナットはステンレスの少し長いものに交換しました。
装着は外した逆の順に行えば済みます。 ホーシングとスプリングのズレにだけ注意する必要がありますが、フロントよりは 楽です。
作業後の感想・・・・・ フロントのほうはあまり分からないのですが、リアは格段に動きが良くなりました。 下地処理さえ問題なければPOR-15は密着の良い塗料です。こういう動きのある パーツにも問題なく使用でき、サビを封じ込められますのでオススメです♪ |
スプリングシート |
スプリングシート | スプリング周りで気になったのがこのパーツです。 もちろんブッシュも劣化しているのですが、それはまだ交換していません。
ないのなら、作ってしまえ、旧車パーツ♪(字余り) すべてのものをそうするほどの力量はありませんが、これくらいなら何とかできます。 で、早速製作してみました。
モロに素人工作ですが、金具とUボルトで挟まる間の緩衝材ですから、その機能さえ すれば問題ありません。 装着後は、後輪からのロードノイズが多少緩和されました。 しかし・・・・・ 一つ大きな間違いを起こしていました。 リアアクスルは、リーフスプリングによって前後位置を保持しているのですが、その 位置決めをこのパーツも担っているのです。 リーフスプリングのセンターボルト&ナットと保持金具との位置決めを担う部分がない ために走行中に徐々にズレてしまっていました。
がズレてしまっています。 このままですと進行方向に対してホーシングが 直角にならず、アクスルステアやタイヤの変摩耗 を起こしてしまいます。 走行中、キュッキュッという音もしてましたので、早急な改善が求められました。 まずは本来の寸法を計測しました。
市販品でサイズの合うゴムがあれば良かったの ですが、そんな都合のイイことはありません。 ゴムシートも余っていましたので、作ってみること に・・・ Φ25mmのパイプを購入して、適当な長さにカット。 バイスで押しつけて、無理矢理切り出しました。
切り出したゴムに穴を開けます。 しかし、ゴムは曲者です。見事に失敗しました。
パイプでの押し切りですが、一気にスパッと切ることができず、またゴムが逃げて しまうので、横から見ると台形になってしまいました。 穴開けのほうは、16mmの太いキリを入手したのですが、先端がブレていたために 必要よりも大きな穴が開いてしまいました。 作り直しするにしても、方法を変更せねば同じ失敗をする可能性が高いし、キリが ないので(?)、とりあえず修正することにしました。
何とか形になってきました。
要はズレなきゃイイのです。 かなり妥協して、取り付けてみました。
ここの部分は少しキツめにハメ合うようになっています。 製作したパーツも偶然にそうなりましたが、少しキツ過ぎました・・・・・ せっかく盛りつけたゴムを削って、やっとのことで装着完了です♪ これでようやく走行中のキュッキュッという異音はなくなり、快適になりました。 |
バンプラバー |
バンプラバー | スプリングのヘタリによる"天然車高短"になっているフロントサスペンション。 純正のバンプラバー(パーツ名:バウンドバンパー)では底づきしてしまっているので、 ストロークを少しでも確保するために工作してみました。
根本的にはヘタったスプリングに活を入れる(!)のが必要なのですが、少しは 乗り心地が改善されますので、試してみては如何でしょう? |